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HTML文書

1.識別

データの識別は、
ファイルに収まっている場合は
主にファイルの拡張子で
行われます。

ファイルに収まっている場合のデータの識別は、主にファイルの拡張子で行われます。 そして、インターネット上で送受信されるデータの識別は、主にMIMEタイプで行われます。このMIMEタイプの扱いは、大抵HTML文書作成者が直接扱う事はなく、作成者が使う道具がファイルの拡張子などを元にMIMEタイプを付与するので、作成者はファイルの拡張子を意識するだけでよいでしょう。 ただ、MIMEタイプは、知識としては知っておく方が良いです。

MIMEタイプ (Multipurpose Internet Mail Extensions Type) とは、 データの種類を示す標準的な識別子です。 主にWebブラウザやサーバー, 電子メールでの送受信などで使用されます。 IETF のRFC 6838で定義され、標準化されています。

拡張子とは、ファイルの末尾に「ドット」の後につく半角英字の事です。ファイルの種類を区別させる為の文字列です。「file.htm」の htm の部分です。htm は、HTML文書を表します。

file.htm

拡張子とファイルの種類の関係は、ＯＳによっては個別に設定できるものもあります。「.htm」と拡張子がなっているからといって、HTMLファイルと確定する事はできませんので信頼のないファイルは安易に扱わないようにしましょう。

2.テキストファイル

テキストファイルは、
文章や文献を
ひとまとまりにまとめて
ファイルに保存したものです。

プレーンテキストをファイルに保存したものを、テキストファイルと呼びます。ただ、テキストファイルであるかの識別は内容ではなくてファイルの拡張子で行われます。テキストに関しては、こちらで記述しています。

  1. <!DOCTYPE html>
  2. <html lang="ja">
  3. <head>
  4. <meta charset="utf-8">
  5. <title>テキストファイル - HTML言語を記述したテキストファイル。 - [離珠のHTMLでしぃ！]</title>
  6. </head>
  7. <body>
  8. HTMLを
  9. テキスト文書として
  10. 扱ってみる。
  11. </body>
  12. </html>

主に拡張子は txt です。テキストファイルに保存されていると、中にHTML言語で書かれた文があっても、HTML文書とは扱われません。

この例では、<embed src="./htmltext.txt" type="text/plain"> とテキストファイルを埋め込んで提示しています。このファイルの内容は、HTMLです。しかしテキスト文書として扱われて、タグはそのまま表示されています。また、改行コードもそのまま改行として扱われています。

./htmltext.txt へのリンクはこちらです。テキストファイルなので先にはリンク等がありません。ツールの「戻る」などの機能を使う必要があるので、ご注意下さい。

3.HTMLファイル

HTMLファイルは、
HTML言語で書かれた内容を
ひとまとまりにまとめて
ファイルに保存したものです。

HTML言語で書かれた内容をひとまとまりにまとめて、拡張子を「htm」などにしたファイルに保存したものを HTMLファイルと言います。HTML言語は省略可能なタグがある為に、プレーンテキストでもHTML言語で書かれた内容になりえます。

  1. テキストを
  2. HTML文書として
  3. 扱ってみる。

主に拡張子は htm です。HTMLファイルに保存されていると、中にHTML言語が書かれていないテキスト文書があっても、HTML文書として扱われます。

この例では、<embed src="./texthtml.htm" type="text/html"> とHTMLファイルを埋め込んで提示しています。このファイルの内容には、HTMLのタグはありません。しかしHTML文書として扱われて、文書型宣言は省略されているとされます。html開始タグ, html終了タグ, head開始タグ, head終了タグ, body開始タグ, body終了タグは省略されているとして扱われます。書かれているテキストは、body要素のコンテンツとして扱われています。また、改行コードは１文字分の空白として扱われています。

./texthtml.htm へのリンクはこちらです。先にはリンク等がありません。ツールの「戻る」などの機能を使う必要があるので、ご注意下さい。